2011/09/17
夏の盛りのような猛暑日の続いた8月23,24,25日の3日間、湖南省湘譚市に本社をもつ歩歩高株有限会社(家電、流通、百貨、飲食)の百貨店部門の張露丹社長以下、有力幹部数名が鹿児島市を訪れました。
歩歩高グループは湘譚市(湖南省の省都・長沙市とは隣合わせの街)にあり、スーパーマーケットを含め、店舗数は100を超える巨大流通企業です。
今年の9月末に開業する長沙SCは10万㎡を超える巨大ショッピングセンターだが、12月には少し北にある岳陽市にほぼ同じ規模のSCを開業、翌年から3年間に湖南省と江西省(省都は南昌市)にかけて12店舗のSCを開業する計画だそうです。
歩歩高幹部の話では、「現在、湘譚市にある歩歩高広場(12万㎡、12階建)を含め、
今回オープンする長沙市SCの1階部分か、地下1階に『日本商店街』を創りたいとの構想があり、来鹿しました。」と語りました。
何故鹿児島か?となると話せば長くなりますので割愛しますが、鹿児島市日中友好協会も大きな期待感を持ち、今回の『歩歩高SC長沙店日本商店街誘致説明会』の臨んだ次第です。
今、中国は内陸部、とりわけインフラ整備による高速鉄道網の急速な発展によりその幹線都市になる武漢や長沙市が大発展しようとしています。
現在、長沙市の人口が700万人そのうち都市部が300万と言われています。そして両隣の都市、湘譚市と株州市がそれぞれ100万づつ計500万の大都市を形成しています。その内、10%が富裕層と言われていますから50万人のお金持ちがいることになります。まさにこの地は巨大マーケットといえます。
現在、より具体的な話を歩歩高側と詰めていますが、鹿児島の商店主の本気度がどの程度あるか、にこの構想の鍵はかかっていると言えます。
幸い、参加した各店舗のオーナー達は前向きな姿勢を示されましたので斡旋側としては、相手側のより具体的な話を聞いた上でみなさんと現地の長沙市SCを見学に行きたいと考えています。
来年は鹿児島市・長沙市友好都市を結んでちょうど30年目を迎える記念の年になります。
さかんに行われてきた両市間の文化交流に加え、経済を通した市民レベルの交流が実を結ぶかも知れない、そんな予感を抱いているところです。
一昨年から長沙市と日本(鹿児島市や滋賀県が中心に)の間では『ジャパンウイーク in長沙』という学術文化、芸能の大きなイベントを開催しています。今回の『日本街(中国式には日本園と言います)構想』も大きな経済イベントと捉え実現を目指したいものです。