映画紹介 辛亥革命100年記念「1911」黄興が主役

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中国の歴史を変えた辛亥革命、孫文の影になって中国近代史の表舞台に現れない革命の真の実行者 ・黄興(湖南省・長沙市出身)。その黄興の活躍を描いた映画です。

100年前の『革命』が100年後の私たちに「生きる」を物語る。
アジアが誇る世界的アクションスター、ジャッキー・チェンの、記念すべき100本目の出演作となる映画『1911』が、
11月5日より日本公開されることが明らかになった。映画『レッドクリフ』のスタッフによる歴史大作と銘打たれた本作は、 ちょうど100年前に起こった辛亥革命を描いた作品。ジャッキーは孫文の参謀・黄興を演じ、実の息子ジェイシー・チェンとも共演を果たしている。
自身の出演100本目となる本作でジャッキーが描こうとしたのは、今からちょうど100年前の1911年に起こり、 中華民国建国のきっかけとなった辛亥革命。
総監督を務めたジャッキーが、「これは、夢と勇気と信念を抱いた人々が世界を動かしていく物語です」と評する本作は、構想10年、製作費30億円という歴史大作であり、「この映画は実話であり、わたし自身の出演100本目となる作品です。いまわたしが皆さんに見てもらいたいもの、話したいことを映画の中ですべて表現しています」と自負する出来栄えとなっている。
本作でジャッキーが演じるのは、衰退の一途をたどる清王朝を憂い、新しい国をつくるために立ち上がった孫文の参謀・黄興。ジャッキーはこの役柄を演じるにあたって、「民衆の強い思いが集まり、大きなうねりとなり凝集し、中国4億人の未来を切り開いていきます。たくさんの人々の夢と決してあきらめない信念が 世界を変える歴史の変革をもたらしたのです」という自身の歴史観を明らかにしており、本作が、これまでにも幾度となく映画や小説で描かれてきたラストエンペラーの時代を扱いながらも、ジャッキーの視点から新たに解釈し直した作品となっているこをうかがわせる。

黄興を演じるジャッキーチェン

ストーリー】

ラストエンペラーの時代、衰退の一途を辿る清王朝を憂い、新しい国を作るために、民衆が立ち上がった。その民衆を指揮する孫文の参謀である革命軍の黄興(ジャッキー・チェン)は、総督府に攻めこむが、事前に情報を入手していた朝廷側に厳戒態勢を敷かれ、反乱は失敗に終わる。この戦いで多くの命を失った黄興らは戦意を喪失していく。
果たして、崩壊直前の祖国と愛する人々を救うことが出来るのか…。

映画『1911』。(C)2011 JACKIE & JJ PRODUCTIONS LTD. All Rights Reserved.

中華民国建国のきっかけとなった《辛亥革命》が1911年に起きてから、今年でちょうど100年。それを記念し製作された同作は、ジャッキー・チェンの映画出演作100本目でもある。ジャッキー・チェン自ら総監督も務め、構想10年、製作費30億円をかけた歴史超大作だ。

ジャッキー演じる黄興の妻役に大抜擢されたのは、中国の人気女優リー・ビンビン(Li Bingbing)。『ドラゴン・キングダム』に続く共演となる。ほかの主要キャストとして、孫文役はウインストン・チャオ(Winston Chao)、袁世凱役にはスン・チュン(Chun Sun)、NHKの「蒼穹の昴」でおなじみの若手俳優ユィ・シャオチュン(Yuji Shaoqun)、歌手兼人気俳優であるフー・ゴー(Hu Ge)、そして、ジャッキー・チェンの実の息子であるジェイシー・チェン(Jaycee Chan)も出演している。監督は大ヒットとなった『レッドクリフ』で撮影監督を務めたチャン・リー(Zhang Li)。