令和4年4月5日(火)
令和4年の『中国人養父母感謝の集い(恩徳清明祭)』が感謝の碑の建つ鹿児島市天保山公園内で
2022年4月5日(火)に行われました。
記念碑は鹿児島県市日中友好協会と鹿児島遺華孤児会会長・鬼塚建一郎さんの尽力で2014年に建てられました。今年で8年目を迎えることになります。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大も3年目を迎え、最近は若者も増え、その威力は衰える気配すら見せません。また世界では、突然起こったロシアによるウクライナ侵攻により一歩間違えると人類の危機にもなりかねない様相を呈しています。
ところで、今年の恩徳清明祭は天候に恵まれ、清々しい浜風を感じる中で行われました。
海江田順三郎会長はあいさつの中で、今年は太平洋戦争(終戦記念日)から77年。そして、明治維新から終戦まで77年という節目の年です。また今年は日中国交正常化50周年の記念すべき年でもあります・・・と語られました。
中国福岡総領事の律 桂軍様からは『中国人養父母恩徳清明祭へのメッセージ』を寄せてくださいました。
その中で、「不幸な戦争の直後、孤児を引き取り、最大限の愛情を注がれた中国人養父母の愛は中日両国の人々の心に深く刻まれている。国交正常化50周年を機に新しい時代の要請に応じた中日関係を築きたい・・・(略)」と語っておられました。
日本中には、かって中国大陸で同じように中国人養父母に恩になった人々の数は沢山おられた筈ですが
こうして碑まで建てて毎年、記念日を設けて孫の代の皆さんが集まり黙礼するところは余り聞きません。
関係者のひとりとして小さな誇りと思って記録を書いています。
大石けいじ