ゆみっぺの長沙日記

JAPAN-CHINA FRIENDSHIP ASSOCIATION OF KAGOSHIMA CITY

七代目教師 田辺裕美 2006.01-06

ゆみっぺ長沙日記

2006/01/10

ユミは日本語教師の勉強中★

私は今年、日本語教師として長沙市に派遣されることになっています。来月下旬に出発予定で、現在日本語教師の勉強中です。

そろそろ準備を始めなければいけないのですが、困ったことに、何から準備すればいいのかわかりません(_;

こんな何も知らない私が、大石先生や竹下先生ほか様々な方々からご助言をいただき、どのように準備を進め、無事に出発できるか掲載していきたいと思います。

写真は去年、京都に行ったときのものです。職人さんに目の前で大好きな和菓子を作ってもらいました?


2006/01/17

ちょっと不安が・・・

この一週間でわかったことがたくさんあります。

まずはビザですが、代行ではなく、福岡の友達に会いに行くついでに自分で取りに行くことにしました。

そこで、福岡の領事館に電話したんですが、「観光ビザでは最長90日までしかなく、現地で延長できるかはわからないので危険です」とのことで、え~~どうしよう(>_<)って感じでした。

でも、大石先生に相談すると一発解決!現地でのビザ延長は範先生にお手伝いしていただけるようで、心配いらないみたいです。ほっ・・・(^。^)

お次は航空券!ってことで、昨日、大手旅行会社に行ってきたんですが、あまり対応が良くなく、割引もないようだったので、その旅行会社は候補からはずすことにしました。

そして、旅行会社のグローバルユースさん(昨日の大手会社ではありません)に教えていただいて、自分でも調べてわかったのですが、鹿児島発の飛行機では当日中に長沙行きに乗り継ぐことができないようなのです(ToT)(ToT)(ToT)

せっかく上海に行くのですから、上海で一泊して観光してもいいのですが、何しろ今回は一人での渡中です!さすがに一人で上海をうろつくのは・・・(;
中国に何人か友達もいるのですが、みんな上海からは離れた場所にいるし・・・(
;
中国語がもっとできれば問題ないんだけど・・・

どうしよう・・・

ってなことで今は福岡発にするか、頑張って一人で上海をうろつくか、迷いに迷っているのであります!


2006/02/08

ビザが届きました~!(^^)!

無事にビザが届きました。自分で申請したおかげでだいぶ安い手数料で取得することができました。

福岡までの交通費はかかりましたが…^_^;

でも中国に行く前に仲間たちに会っておきたかったので没問題です!

そういえば、悩んでいた上海で一泊するかどうかの件ですが、大石先生のお友達に上海を案内していただけることになったのです\(^o^)/うれし~\(^o^)/

ということで、18日に鹿児島空港を出発して、上海に到着後一泊して、翌19日に晴れて長沙入りということになりました。


2006/02/09

日付が変わってしまう~\(◎o◎)/!

出発まで毎日更新すると言ったのに、今日はもう日付が変わってしまうところでした(^_^;)実は私、日記をつけることが苦手で、一週間かかさず書いたことがないのです・・・(泣)

でもこのページだけは、遠くから見守ってくれている家族や友人のためにしっかり更新していこうと思います!

今日は、『地球の歩き方』を見ながら、長沙市を拠点に、どんな所を旅しようかと思いを巡らせていました。

まずは、長沙からバスでも列車でも飛行機でも行けるという ★桂林★ 

そもそも私が中国に興味を持ったのは、昔テレビであの山水画のような風景をみて、「こんな所なら本当に仙人とかいそうだな~」と感銘を受けたからでした。一生に一度は見ておきたい風景ですね(^^)v

そして、世界自然遺産の武陵源を有する ★張家界★ 

長江と洞庭湖の交わる ★岳陽★

私が中国にいる間に、家族や友人たちが遊びに来たいと言っているので、これらの地に一緒に行けたらいいなと思います。あ~~楽しみだ~(>_<)♪


2006/02/10

私にできること・・・

歴代の先生方のページを読んでいると、私はいつも「私なんかにできるかな~」と不安になってしまいます(~_~;)

日本語教師の資格も持っていないし、何より人生経験が乏しく、日本人として・人間としてまだまだ未熟です。

こんな私に何ができるだろうか・・・

私は私のできることをするしかありません!

勝手な思いつきですが、年齢も近い生徒さん達と楽しく勉強できるようにJ-POPのCDをたくさん持っていくことにしました。歌詞を覚えたり、意味を理解することで少しでも日本語の勉強に役立てば、と思っています。自分の好きな曲や最近流行った曲を録音したりして、いま準備を進めています。

私が教えられることは限られていますから、私も生徒さん達と一緒に、日本のこと等多くのことを学んでいきたいと思います。


2006/02/12

出発まであと6日!!!

昨日は、大石先生にお会いするために市内に行った後、突然の来客があったりして更新できませんでした・・・残念(T_T)

だいぶ準備が整ってきました。

パソコンは持って行っても自室では使えない上に、学校や範先生のを使わせていただけるということなので、持っていかないことにしました。私のは古くて、新しいのを買おうかと迷っていたので良かったです(^^ゞ

お金は現金で持って行って、心配なら範先生に預ければいいようです。足りなくなったら日本から範先生の口座に送金してもらえばいいとのことですが、遊びに来る家族に持って来てもらうのもいいかもしれません。

確実にホームシックになると思いますが、国際電話は高いので、家族や友人達とはもっぱらメールでのやりとりになると思います。Hotmailで登録したアドレスをすでに友人たちに連絡済みです。

今週は家族や友人が壮行会を開いてくれたり、部屋をかたずけたり、おまけにバレンタインデーもあったりするので、あわただしく過ぎていくことでしょう。

そして土曜日には私のチャイナライフの始まりです(^^♪♪♪


2006/02/14

あと4日!!!

昨日は赤塚学園の日本語教育科の先生方が送別会を開いてくださいました。赤塚学園では、日本語教育法だけに限らず本当に多くのことを学ばせていただきました。このような機会を得られたことをたいへん幸せに思うと同時に、赤塚理事長や先生方に深く感謝しております。

ちょっと暗いですが、写真は4ヶ月間一緒に勉強した生徒の孫さんです。孫さんは、初めから積極的に会話をしてくれて、やさしくて笑顔がかわいい男性です。
私は初めて孫さんに会った時、「先生きらいですね、きらいです。」と言われてしまいました。

(え~!?会っていきなりそんなこと言わないでよ~(T_T))と思っていたら、よく聞いてみると、「きらい」ではなく、「きれい」と言いたかったようです。黒板に「きらい」と「きれい」という文字を書いて、「孫さんどちらですか」と聞くと、慌てて「きらいではないです!きれいです!」と言ってくれました。ビックリしたけど、今ではとても良い思い出です(#^.^#)

孫さん!中国でまた会いましょうね♪♪

私も学生達に負けないように、日本語教育と中国語マスター頑張りまっす!(^^)!


2006/02/16

あと2日!!!

早いもので、あと2日となってしまいました。

初の★海外長期滞在★

不安と期待でいっぱいで、準備をいくらしても、したりない感じです(~_~;)

今回の渡中に際して、本当に多くの方々のご助力をいただきました。

大石先生はもちろん、竹下先生、赤塚先生、赤塚学園日本語教育科の先生方、グローバル深栖さん、東方航空の喬支店長、バイト先YAMAGURAのオーナー夫妻、他応援してくださっている全ての方に心から感謝しております。

そして、誰よりも心配しながらも、快く送り出してくれる家族に感謝しています。少しでも心配をかけないように、無事を知らせる意味でもこのページをできるだけ更新していこうと思います(^・^)


2006/02/17

いよいよ明日です!!!

今日は、午前中に祖母と一緒に、地元の神社で旅の無事を祈願してきました。今日はちょうど「しか祭り」という市の無形文化財に指定されている、歴史の古い祭りの当日で、地元の人達が集まっていて、なにか縁起が良いように感じました。

明日は9時に自宅を出て、祖父のお墓参りをしてから鹿児島空港に向かいます。2時間ほどかかるので、11時すぎに空港に着く予定で、上海行きの飛行機は13時30分発です。

数ヶ月の間、家族や友人の皆に会えないのは本当に寂しいですが、みんなに心配をかけているぶん、いろんなことにチャレンジして、悔いのない旅にしてきたいと思います★☆★☆


2006/02/20

無事に長沙に着きました~!!

18日は上海が雪のため、上海行きの飛行機の到着が遅れ、ちょっと慌ててしまいました。こういうことは中国ではよくあること!そうわかっていても、上海で待っている大石先生のお友達、リリーさんのことを思うとやっぱり慌ててしまいました。

14:50 鹿児島空港発
16:30 上海浦東空港到着
17:10 リリーさんと会い、市内行きのバスに乗り込む
18:15 リリーさん宅到着 荷物を置いて、お茶をいただいて一服
19:00 テレビ塔を前に夕食 南京東路、新天地を散 
21:30 帰宅

上海は本当に高「ビルやマンションが多いです。日本では、高層マンションといったら、現代的でおしゃれなビルを思い浮かべますが、中国にはものすごく高いマンションなのに、お世辞にも綺麗とは言えないものが多いです。

リリーさんのマンションも外見はきれいではありませんが、部屋の中は広くて、おしゃれな洋風造りでした。リリーさんはとても親切な上に、日本語も上手で、何一つ困ることはありませんでした。そして、リリーさんの家にはお姉さんとその息子さんが来ていて、とても楽しく、快適な時間を過ごすことができました。

19日は飛行機の時間が心配で、私は早く目が覚めましたが、リリーさんが起きる気配がなかったので、二度寝。

9:30 起床
10:30 リリーさんが用意してくれた朝食をいただく
    おかゆ、小龍包、ちまき、豆乳 どれもとてもおいしかった!
11:00 銀行に向かい、両替をしようと思ったが、「人山人海」人がとても多くて、断念!
12:30 リリーさん宅を出発
14:30 リリーさんと別れ、長沙へ
16:20 長沙に無事到着 範先生と会い、学校へ向かう
17:30 学校に到着
18:50 先生方に豪華な歓迎会をしていただく
22:00 範先生宅に到着

色々なことがありすぎて、全てを書くのは不可能です。写真や詳しい状況はまた後日更新することにします・・・ 


2006/02/22

長沙に来て4日目です!

だいぶ生活のリズムがつかめてきました。

朝は学校が8時からなので、7時15分には家を出ます。家から学校まで車で15分ぐらいかかります。勝手に、学校と範先生の家は近い、と思い込んでいた私には驚きでした。学校の事務所は5階にあるので、階段を上るのにも多少時間がかかります。そんなわけで、日本では寝ぼすけだった私も、今は遅くても6時半には毎日起きています。でも、そのぶん早く寝るようにしているので、たいして辛くありません。

朝ごはんは、学校の事務所で肉まんや牛乳をいただきます。ニてもおいしくて、今のところ全然飽きません。

昼ごはんと晩ご飯は劉先生のご両親の家でいただきます。毎日違うメニューで、気を使っていただいているのかそんなに辛い物もないので、とてもおいしくいただいています。聞いていた通り、料理にはどれも油が使われていますが、毎日の階段上りで消費されればいいな・・・

授業は、月曜から金曜まで、一日2コマ~4コマ。中国語がわからなかったり、失敗も多いですが、これから慣れてくれば、楽しい教師生活を送れると思います。

まだまだ先は長い!!じっくり中国を知り、日本を見直していきたいと思います。


2006/02/23

カメラの画像が転送できません・・・(泣)

このページに画像を掲載したいので、カメラの画像をパソコンに転送しようとしているのですが・・・できません・・・。ちゃんとパソコンにカメラのインストールもしたのですが・・・どうしてでしょう。ただ、インストールする時に、日本語が文字化けしていたので、そのせいで正しくインストールされていない恐れもあります。私にはこれ以上どうしようもないので、明日学校に持っていって、パソコンに詳しい先生に見ていただこうと思います。

さらに問題が!

hotmailで送るメールが、携帯電話には正しく送れるときと送れない時があるようなのです・・・(泣)これまたどうしてでしょう・・・?

それから、こっちで携帯を持つかどうかですが、携帯電話本体は劉先生が使っていない以前のものを貸してくださいました。でも、どうやらこちらには、日本のようなプリペードカードはないようで、毎月基本料金を払わなければならなくなるので、あまり使う予定のない私には贅沢かな~とも思っています。このことについては、明日、もう長沙に住んで長い、今村先生が街に買い物に連れて行ってくださることになっているので、詳しく調べてきます。

明日の授業が終われば、長沙に来て初めての週末!楽しみです!


2006/02/25

プールに行きました~!

今日はなんとプールで泳いできました。中国で泳ぐ機会があるとは思いもしませんでした。だから水着も持ってきていなかったので、日本から送ってもらうことも考えましたが、日本では5000円ぐらいの水着が1000円以内で売っていたので、思い切って買うことにしました。キャップとゴーグルは範先生に貸してもらいました。外国でプールに入るなんて初めてだったので、少し戸惑いましたが、泳いだ後は、日本と同じ爽快感でとても良かったです。

昨日は、午前の授業の後、買い物に出かけたので、カメラのこニを相談する時間がありませんでした。っというわけで、今日も画像がないのです・・・

お昼はピザハットで、CMを見て気になっていたチーズがびよ~んと伸びるピザを食べました。久しぶりに中華料理以外のものを食べて、懐かしい気分になりました。スープにサラダにポテトにケーキまでついていて、とても二人じゃ食べきれなかったので、今村先生がお持ち帰りしました。

学校に戻ると、うれしいことに、範先生の一人息子、範典くんとの初対面が待っていました。私の部屋はもともと範典くんの部屋で、写真がたくさんあるので、一目で範典くんだとわかりました。彼は本当にかわいくて、中国語が少ししか話せない私と一生懸命話してくれます。本当にかわいいので、彼の写真を絶対に掲載したいと思います!今度の月曜までお待ちを!


2006/02/26

のんびり日曜日~♪

今日は日曜日らしくのんびりした一日でした。9時すぎに起きて、10時から範先生と範典くんと一緒にテレビでNBA観戦!

範先生と範典くんは本当にNBAが大好きです。二人で「好球!」と叫びながらテレビに釘付けになっています。過去のデータが載った新聞や雑誌を見せながら、範典くんが一生懸命説明してくれるので、だいぶ私もNBA通になってきました。なぜ中国でNBAが人気かというと、「ロケッツ」というチームで中国人の選手が大活躍しているからです。上海出身で、なんとNBAで一番背が高い選手らしいですよ。

午後は昼食の後、また範典くんとおしゃべりしたり、テレビを見ながらのんびりして、3時すぎに範典くんを小学校に送りに行きました。すっごく大きな学校で、見るからにお坊ちゃま・お嬢様学校という感じ!平日は寮暮らしというのはかわいそうな気もしましたが、範先生と劉先生はその分週末にちゃんと愛情をそそいでいる感じで、これも幸せな家庭の形なんだな~と思いました。事実、範典くんはとても良い子に育ってますからね♪

明日から新たな一週間の始まり!ここでの生活にもだいぶ慣れてきたので、またいろいろなことに挑戦していこうと思います☆★☆


2006/03/01

やっと画像を載せることに成功しました☆☆

学校のパソコンで、写真の転送と縮小に成功しました!でも1枚ずつしか載せられないようなので、写真はその日のものとは限りません。22日の写真は長沙ではなく、上海です。

長沙に来て10日目です。だいぶ慣れてきましたが、いま長沙はものすごく寒くて、鹿児島育ちの私には過酷です。昨日は雪も降りました。もう今日から3月だというのに・・・。私が持ってきたコートでは、この寒さはしのげないだろうと、劉先生がダウンのコートを貸してくださったので、今はそれを毎日愛用しています。

でも、夏になると35度を超える暑さになるそうで、学校にはエアコンがないので、汗びっしょりになるのを覚悟しておいたほうがいいようです。


2006/03/02

だいぶ慣れてきました♪

学校の授業にも、ここでの生活にもだいぶ慣れてきました。

授業は、1年生のクラスと2年生のクラスを一クラスずつ担当しているので、中国語をまぜながら基礎から勉強する授業と、自由に日本語を使って会話の練習をする授業のメリハリがあって、毎回楽しく指導案を考えています。始めの頃は、生徒たちも私もまだ緊張して、指名しないと発表する人がいなかったクラスも、今ではお互いにリズムがわかってきて、私の質問や問いかけに積極的に手を挙げて発表する生徒が多くなりました。

今日は2年生のクラスで、教科書の中に「着物」と「雪祭り」という単語が出てきたので、着物の種類や日本の祭りについて、写真や私の下手な絵を交えながら説明しました。全て日本語だったので理解できたかな~と少し不安だったのですが、劉先生によると、生徒たちはとてもおもしろかったと言っていたそうです。しかも、その話がそんなに面白かったのか、「日本事情」の授業も私に担当して欲しいと今日生徒たちから要望があったそうです。日本語で説明するのに、理解できるのか心配ですが、生徒たちは「聞く」練習にもなるからいい、と言っているそうです。私もできるだけ難しい言葉は中国語で説明できるように準備して臨みたいと思います。生徒たちが日本のことにもっと興味を持ってくれたことはとても良いことですから、授業数が増えますが、私も頑張りたいと思います。


2006/03/04

ショッピング♪ショッピング♪

今日は午後から劉先生とショッピングに行ってきました。

始めにデパートの下にある、若い人向けのショップがたくさん立ち並ぶ所で、半そでのニットとファー付きのスカートと蝶柄のTシャツと紫のマフラー付きセーターを買いました。(私の買った物を見て、相変わらずだな~と思った人もいると思いますが・・・)どれもたった1000円ぐらいです。いや、Tシャツは500円ぐらいでしょうか。値段の割りに結構良いものが買えたので大満足です。

その後は、王府井に行きました。そう王府井といえば北京ですが、長沙にもあるんですね~!ちょうどセール中で、人が多くて熱気ムンムンでした。セール中とはいえ、デパートなので、先ほどの店よりだいぶ値がはり、完全に中国の金銭感覚になっている私には手がでませんでした。

その後、同じくデパートの平和堂に行きました。こちらも改装セールをしていて、王府井よりごった返していました。ここで劉先生はブーツを買い、私も買いたかったですが、コレ!っというのをみつけられませんでした。

そして、近くのハーゲンダッツで一休み♪最近できた長沙1号店みたいです。私はフルーツいっぱいのパフェを注文しました。店員が持ってきたものを見てビックリ!とても大きくて食べきれるかしら、という感じでした。でも、食べてみると、私のことですからぺロっと食べきってしまいました。これはもう少し暖かくなったら、毎週プールに通いつめないと・・・(汗)


2006/03/06

範先生お手製餃子と臭豆腐!!

昨日は、昼も夜も贅沢で、まさに中国!といった感じの食事でした。

まず、昼はなんと範先生お手製の餃子!範先生は料理がお上手だと聞いていたので、楽しみにしていたんです。そして餃子の包み方にびっくりしました。日本みたいに包むとき、ひだひだをつくらないんですね!まず、真ん中を押さえて、両側を両手の親指でギューと押さえるんです。それで出来上がり!だから、一つを包むのがとてもはやくて、とてもたくさんの餃子が出来上がりました。

そして、お味の方は・・・ん~美味!!範先生も自画自賛されていましたが、本当にお店で食べるよりもおいしかったです。あまりにおいしいので、20個近く食べてしまいました。写真は2日のところに載せました。

そして、夜はあの湖南名物、臭豆腐を食べに行きました。中国に臭豆腐という物があるのは知っていましたが、湖南名物だとは知りませんでした。私たちが行ったのは、老舗の「火宮殿」というお店で、怪しげな路地を抜けた先にある古風で豪華な中国の屋敷のたたずまいです。店に入るとすぐに、何やら黒い怪しげな物体が目に入ると同時に、食事をする場所では嗅いだこともないにおいがしてきました。それがまさに臭豆腐です!どのテーブルにも臭豆腐が並んでいるので、すぐにそれだとわかりました。

お味の方は・・・これまたおいしい!においとは反して外はサクっとして、中は味のしみこんだお豆腐で、とてもおいしかったです。ただし、食べる時に一緒ににおいを嗅いではいけません!!私はこのにおいをアレに例えました。アレとは・・・動物園の糞のにおいです!・・・なぜ臭豆腐といわれるか、わかっていただけますね。衝撃的な体験ですね。動物園のにおいがする、おいしい食べ物・・・だから中国は面白いですね☆


2006/03/11

宴会と事件発生!

昨日は2年生の生徒たちと歩行街からブラブラして、夕食にみんなで鍋を食べました。店に行く途中で、生徒たちがあの臭豆腐とビールを買って行きました。11人もいたので、円卓にギリギリで座わって、とても辛いスープとまろやかなスープが半分ずつ入った鍋を囲んで楽しい宴会が始まりました。

注文する際は、注文表を見ながら、食べたいものにチェックを入れていきます。あまりにみんながたくさん注文するので、大丈夫かな~と心配でした。そして、その注文表を持って先にお金を払いに行きます。生徒がお金を払って持ってきたレシートを見てびっくり!なんと68元!!日本円で1000円ちょっとです!11人で十分すぎるぐらいの量で1000円ちょっとですよ!

そして、値段が安いのにおいしいんです♪みんなで食べたからというのもあるかもしれませんが、量も味も大満足でした。ただ、辛い方のスープは、さすが湖南料理!っという辛さで、みんな口や顔を真っ赤にしながら、「先生、辛ければ辛いほどおいしいですよ」と言いながら食べていましたが、私にはやっぱりまだ無理でした。一口食べましたが、口が痛くて感覚が麻痺してしまいそうでした。そのうちこの辛さにも慣れるのでしょうか・・・

そして、木曜日の朝のことですが、事件があったんです!家族が心配するかもしれないので、書くかどうか迷いましたが・・・

朝、いつものように三人で家を出ようとすると、玄関のドアがどうやっても開かないんです!マンションですから、出入り口は一つしかないので、本当に焦りましたが、劉先生がお母さんに電話して合鍵で外から開けてもらうと、少し時間がかかりましたが、開けることができて、その場は一安心でした。でも、このドアが開かなかったのは初めてだと、範先生も不思議がっていたところ、隣に住んでいる人が顔を出して、なにやら先生たちに話していました。その話を聞いて、先生たちはとても驚いている様子で、話が終わり、訳してもらうと、なんと隣の人は「昨日の夜うちに泥棒が入った」と言っていたそうです。寝ている隙に入られて、かばんごとお金や貴重品を盗まれたというのです!マンションにはオートロックもあるのに、それも何か特別な道具で開けて、玄関の鍵も同じように・・・そう!泥棒は始め、うちのドアを開けようとしたのでしょう。開けようといじったけど、開かなかった。だからうちの鍵穴が少しおかしくなっていたのです。幸いっと言っては隣の人に申し訳ないですが、うちの鍵は頑丈のようですね。隣の人も、物だけで、命は取られなかったことは不幸中の幸いではないでしょうか。
もし、うちのドアの鍵が開いていたら、と思うとゾッとします。まっ、もしその鍵が開いてもうちは二重扉なので開けるのは至難のわざですが・・・でも昼間誰もいない家に何でも置いておくのは危ないと、危機管理の意識を持つようになりました。ここは日本ではない!常に自分の身は自分で守る意識を持たなければいけませんね。


2006/03/13

冬に逆戻り~(ぶるぶるぶる・・・)

最近暖かくなってきて、そろそろ春かな~なんて思っていたのに、長沙では今朝雪が積もりました。日本にいた頃みたいに、携帯で次の日の天気予報をチェックしたりできないので、朝窓の外を見てビックリしてしまいました!

週末はどうしていたかというと・・・

土曜日は1年生の生徒たちと買い物に出かけました。出かけました、というより連れて行ってもらったという方が正しいかもしれません。お昼はなんと一人の生徒の家で生徒たちが作ってくれました。食べながらその名前を日本語で教えたり、中国語で教えてもらったり、とても楽しい食事でした。1年生とは日本語だけでは意思の疎通が難しいので、中国語や場合によっては英語を使ったりと、なかなか体力を使いますが面白い会話です。

生徒たちのおかげでココでの生活に必要な物も揃ってきたので、これからもっと充実した日々を送れるでしょう♪

そして、日曜日はココに来て初めて一日中家でゆっくりしました。実は2、3日前から鼻風邪ぎみだったので、本当に軽い風邪ですが、疲れもあったので、いっぱい寝て、一歩も外に出ないでゆっくりさせていただきました。おかげで、鼻はまだちょっと出ますが、だいぶ疲れがとれました


2006/03/16

最近思うこと

鼻風邪はだいぶ良くなりました。

いま外で花火が上がっています。なんでだろう~。中国では季節や時間に関係なく爆竹や花火が鳴るので、賑やかですね~☆

生活にも慣れてきたので、生徒達のために自分は何をしたらいいかとか、自分の中国語習得のために何をしたらいいかとか、色々考えたり、試したり、試行錯誤の日々です。本当に毎日が充実してきたように思います。それに、私は生徒にも恵まれているな~とつくづく思います。みんな、私の下手な中国語に嫌な顔をせずに正しく直してしてくれたり、中国の習慣を教えてくれたり、本当に親切にしてくれます。たまにどちらが先生かわからなくなる程です。私には中国語の先生はたくさんいますが、生徒達にとっては日本人の日本語の先生は私と今村先生しかいないので、昼ご飯をみんなと一緒に食べたり、もっともっと交流の機会を増やしていきたいと思います。


2006/03/18

日本事情

先週から日本事情の授業も担当していますが、これが本当にたいへん!まず資料集めなどの準備がたいへんだし、塾講師の時みたいに日本人の子供に教えるわけではないので、歴史を教える時なんかは特に、言葉を選んで説明しなければならないので、たいへんです~。生徒たちもわからない日本語が何度も出てくるので、たまにポカーンとしている時があります。

でも、身近な日本事情の話をすると、本当に楽しそうに、興味シンシンな感じで聞いているので、難しいことも身近なことに関連づけて話せていけたらな~と思っています。会話の授業はもうだいぶやり方が決まってきていますが、日本事情の授業はもっともっと改良の余地がありそうです。頑張るぞ~☆★

今、毎晩7時半からのドラマにはまっています。中国のドラマは一日に2,3話いっきに放送されます。しかもこのドラマは毎週ではなくて、今だけの連続ドラマのようで、最近10時前まで毎晩、劉先生とテレビの前に釘付けです。内容は日本の昼ドラのような不倫から始まる、周りも巻き込んでの悲劇のヒロインの話。もちろん全部中国語ですが、字幕のおかげで大体の内容は理解できます。こうやって中国で中国語のドラマを見たり中国の歌を聞くのが夢だったので、本当にうれしいです♪こっちで日本のドラマやアニメがたくさん見られるように、日本でも中国語の映画やドラマがもっと見られたらいいんだけどな~!


2006/03/23

もう1ヶ月ですね~☆★

長沙に来て1ヶ月経ちました。初めての中国滞在で、初めてのことだらけだったし、久しぶりにこんなに長期間家族や友達と離れて過ごしたので、すごく長かったように感じます。

毎日、本当に中国は面白いな~と思います。日本にいるときから人間観察は好きでしたが、いま学校の行き帰りに車から眺める中国の生活風景は本当に飽きません。朝からみんな本当に元気で、公園の鉄棒に逆さにぶら下がったまま身動きしない人や、遊具でひたすら鍛えている人もいます。おなじみの太極拳をするお年寄りのグループもたまに見ます。

道路上でも、中国でしか見られないカーゲームが繰り広げられます。衝突しないのが不思議なくらい危ない場面に出くわしたり、すでに事故が起こった後の現場に出くわすことも少なくありません。私は自分で車を運転するのは大好きですが、中国でだけは絶対に運転したくありません!!

そういえば、私が気に入っていたドラマはおととい最終回でした。終わってしまったことも残念ですが、最後の場面が、はっきりしないというか、納得がいかないまま終わってしまったので釈然としない感じです。またお気に入りの番組が見つかるといいな~♪


2006/03/26

★0601大宴会★

2週間ほど前、1年生(0601クラス)の教科書に「一緒にビールを飲みましょう」という文が出てきたときに、「私はビールが好きです。今度、一緒にビールを飲みましょう」と言ったら、「飲みましょう!」「いつですか?」と大騒ぎになったことがありました。そして、今週生徒に「先生、いつ一緒にビールを飲みますか?」と聞かれて、じゃ、金曜日の夜火鍋を食べながら、ということになったので、おとといの夜行って来ました。

私が想像していた以上に参加率が良くて、私と今村先生も入れてなんと26人で、大宴会となりました。この人数でAA制(割り勘)は難しいので、私が請客(おごり)しましょう、と言いましたが、それはあまりにも高いということだったので、生徒達から10元ずつもらって残りは私が請客ということにしました。

料理も十分すぎるぐらい注文し、ビールもピッチャーで10杯買いました。ビールが飲めない女の子もいたので、ジュースも買って来てあげると、「先生は本当に親切な人です」と習ったばかりのセンテンスを使って喜んでくれました。

そして、大宴会が始まりました。乾杯をしていつものようにまず一口飲もうとしたら、「先生、乾杯と言ったら全部飲まなければいけません!」と。

(なに!?ん~でも「郷に入っては郷に従え」仕方ない・・・)とゆっくりではありますが、なんとか飲み干しました。これで、盛り上がってしまったのは生徒たちです!もう次から次に私の所にやってきて、「先生、ありがとうございます!」と言いながら、私に乾杯を求めてきました。半分まで飲めば許してくれる生徒もいれば、全部飲みきるまでずっと先生!先生!っと言っている生徒もいて、鍋をゆっくり食べる間もなく私はすっかり出来上がってしまったのです・・・。

当然のようにピッチャーはすぐに全部空になり、また10杯買うことになってしまいました。それでも、日本の居酒屋で飲むことを考えたら、安いものなので良しとしましょう・・・。

気づいた時には、男性陣は私よりも完全に出来上がっていて、お互いに腕を交差させて飲み交わして、もう誰にも止められない感じです。仕舞いには、どこからか持ってきたのか「白酒」まで登場し、私も当然のようにコップに注がれ、それからあまり記憶がはっきりしません・・・・・・

白酒はお猪口で飲んだことはありますが、コップで飲んだのは初めてだったので、昨日は一日中頭痛に悩まされることになってしまったわけです。

二日酔いはきつかったですが、本当に楽しい宴会でした。いつもは言葉数が少ない生徒の饒舌な様子など、生徒たちのいつもと違う面が見れたし、生徒たちが本当に私のことを歓迎してくれているのもわかりました。プレゼントまでもらってしまいましたし♪


2006/03/27

お昼はだいぶ暖かくなりました^^

今日のお昼は生徒たちと学校の近くの食堂にラーメンを食べに行きました。っといっても、ラーメンを食べたのは私だけです。生徒たちは驚いたことにラーメンが嫌いなんだそうです。中国人なのに?と思いますが、ラーメンが好きなのは北の方の人達らしいですよ!びっくりですね。ま~ともかく私にとってはやっぱりラーメンはおいしかったです♪

そして、さっき劉先生と美容院に行ってきました。私はシャンプーだけで、劉先生はカットもしてもらっていました。たっぷりのシャンプーで人に洗ってもらうと本当に気持ちがいいです♪そして、シャンプーの後は丁寧にブローしてくれるので、サラッサラの髪になりました。

中国で、そこの美容院しか行ったことがありませんが、美容師達はちょっと変わった服を着ています。パイロットのようなホテルのベルボーイのようなそんな制服です。中は日本の美容院とそれほど変わりませんが、エステや足つぼマッサージなどもやっているようです。結構男の人も多かったのでビックリしました。

お店などに行くと、いつも以上に「日本、日本(riben)」と言われるのが気になってしまいます。そのうち美容師さんともおしゃべりできるようになりたいです!

お花見♪お花見♪


今日はなんとなんとお花見に行ってきました!!中国でお花見ができるとは思ってもいませんでした。

でも本当に疲れました・・・。

お花見のできる植物園には、まず学校から15分ほど歩いたところにあるバス停から路線バスに乗ってなんと1時間以上かかりました!バス停から植物園の入り口まではさらに歩かなければなりません。

でも今日は、バス停に着くとオートバイのおじちゃん達と生徒たちがなにやら交渉を始めました。おじちゃん達は「入り口ではなく、裏口に送ってやる」と言っていたようです。

さらに裏口から入れば入園料が要らないとのこと。交渉の結果、二人で15元で裏口に送ってもらうことになりました。

そして、初めて中国でヘルメットもなしでオートバイに3人乗り!(もちろん、本当はいけません!)危ない上に目にごみがいっぱい入って大変でしたが、ちょっと楽しかったです(笑)

そして、裏口とやらに到着してビックリしました!それは明らかに裏口ではなく、植物園の壁に誰かが勝手に穴を開けたものでした。(なるほど、それで入園料が要らないわけか・・・)それでも、ちょっと面白がってしまって、その壁の穴から園内へ侵入!

入るとすぐに桃の花が咲いていて、すっかりはしゃいでいると・・・世の中そんなに甘くないですね・・・少し進んだところに、警備員らしき人が入場券を持って待ち構えていました。

そして、ここでお金を払わないと進ませないとのこと。(そりゃそうだ。仕方ないよね。)と思っていたら、また生徒たちの怒涛の交渉トークが始まりました。

わざわざ日本から来た先生がいるんだぞ!とか、みんな学生なんだから!などなど。

(入園料なんて値切れないでしょ~)と思っていたら、交渉をしている生徒の後ろから他の生徒達は警備員の間をどんどんすり抜けて行き、先生も先に行って!とのことだったので、先に進むと、交渉をしていたはずの生徒が後ろから「逃げろ~!」と言いながら走ってきました。

どうやら隙をついてみんな逃げてきたようです。「いいの?」と聞いたら、「入園料は安い時もあれば、高い時もあります。

あの人たちはお金を自分の物にします」とのこと。それは確かに払いたくないな、と妙に納得してしまい、広い園内でさっそく桜を探すことにしました。

園内は本当に広くて、生徒達もみんな初めてだったので、桜がどこにあるのか見当もつきませんでした。広い園内を当てもなく歩いていると、「桜花園」の文字が!その看板を見つけてまたすっかり有頂天になっていると・・・

また!?・・・さっきの警備員たちに出くわしてしまい、一生懸命広い道を塞ぎながら、お金を払えとひつこく言ってきました。

そして、私に先生なんだろ!という感じで迫ってきたので、生徒が「日本人だから!」と言うと、「日本人ならお金を払うのは当たり前だろう!」と言ってきました。

私はその言っている言葉を大体理解していましたが、全く中国語がわからない振りをして、生徒達と日本語で話しながらうるさい警備員を尻目に歩き続けました。

そして、なんとかその場を乗り切ると、桜が見えてきました♪でも、あれれ!?もう葉桜かな?という感じで、満開の桜のような感動はありませんでした。

それでも、しょうがないので、これが桜だよ~とか、日本でのお花見の仕方なんかを生徒達に教えて、みんなでたくさん写真を撮りました。

他の場所にも行ってみましょう!ということで、さらに歩き続けると・・・ありました♪ありました♪人工的に造られた湖の周りに桜並木がありました!

しかも、そこの桜は桜吹雪は舞っているものの、まだ十分に見ごろで、これぞ桜!!という風格を漂わせていて、生徒達は大はしゃぎでした。

その桜並木を見ていると、まるで日本にいるようで、本当に幸せな気持ちになりました。みんなで、日本と中国の習慣などの話をしながら本当に楽しい花見になりました!

正規の出口から出て、バス停まで歩く頃には、もうみんなぐったり・・・。やっとバスに乗っても、人がすし詰め状態で座ることもできず、また1時間以上の道のり。本当に疲れました(汗)

みんなも「累死了、累死了(死ぬほど疲れた)」と言いながらも、「先生、ご飯を一緒に食べましょう!」と言うので、学校の近くの食堂でみんなと一緒に晩ご飯を食べることにしました。

私も含め、みんな本当に疲れてお腹がすいていたので、黙々とご飯を食べました。 夕食後、学校のある「二馬路」から範先生の家まで、いつも生徒に送ってもらってばかりじゃ悪いし、一人でも乗れるようになりたいので、初めて一人でタクシーに乗って帰ることにしました。

私も家の場所は言えますが、間違えがないように、生徒達が運転手に行き先を言ってくれて、しかも今村先生からは万一の時のために電話カードも貸してもらいました。

いつもの道とは違う道を通ったので少し不安でしたが、目的地に着いて、私が「到了!到了!(着いた)」と言うと、運転手は私が外国人だとわかっていたので、間違いないか?ここで合ってるか?と、降りる直前まで心配して確認してくれました。

良い運転手さんに当たって本当に良かったです!初めて一人で帰って来て、家に帰り着くと本当にホッとしました。

今日は本当に疲れたので、また明日はお昼近くまで眠ることになるでしょう。ちゃんとお休みの日があるっていうのは本当に幸せです☆★

お花見の写真は月曜日以降に載せるので、お楽しみに!


2006/04/02

ステーキと映画館☆

今日の夕食は★大満足★の一言に尽きるものでした!

それはなんと、★ステーキ★です!!

これまた、中国でステーキを食べれるなんて思ってもみませんでした。日本でも私にはそんなにしょっちゅう食べれるものではありません・・・。味も日本のものと変わらなくて本当にもう大感激です!!

お店はお洒落な雰囲気で、日曜日ということもあってか、若い人たちでいっぱいでした。カラオケ付きの個室もあるようで、確かにもし自分の地元にこんな店があったら、私も友達と入り浸りたることになるでしょう。

7時半にはピアノと歌の生演奏も始まりました。 始めに、きゅうり入りのワインが来ました・・・ん!?きゅうり!?・・・ワインの上にきゅうりが浮かんでいます!!なぜなんでしょう~。

人生経験の少ない私には分からないことだらけです(汗) そして、お待ちかねのステーキが来ました。熱い鉄板にソースを垂らすとジュージューとおいしそうな音!ステーキ以外に4品ほど頼みましたがどれもおいしくて、いつも以上に箸がすすみました(ビールも;)。

範先生と劉先生の馴れ初めなんかも聞けたりして本当に楽しくて、おいしくて、大満足の夕食でした♪

そういえば、昨日は私の夢が一つ叶った日でした。それは、中国の映画館で中国の映画を観るということです。劉先生に「湖南大劇院」という映画館に連れて行ってもらい、日本にいる時から観たかった『SAYURI』を観ました。一人の芸者の回想録です。

・・・そう!実は中国映画ではありません!確かに主役はチャン・ツィーで、女王コン・リーに『グリーン・デスティニー』のミシェル・ヨーと中国人女優のそうそうたるメンバーで、しかも内容は純和風ですが、れっきとしたハリウッド映画のようです。

そして、何より中国語の字幕はあるものの、なぜかロシア語の吹き替えで、渡辺謙や桃井かおるの話している言葉でさえ、さっぱりわからない始末・・・(泣)ま~本物も英語で話していると思いますが・・・。

こういうわけの分からない言葉で上映されることはたま~にあるそうです。それでも、少しの中国語の能力と内容が私が好きな芸者の世界なので大体内容は理解できました。

それにしても、りっぱな映画館なのにお客が少ないこと、少ないこと!私たちが観た部屋にはもう一組の家族しかいませんでした;

いま中国では偽物のDVDが100円もしない値段で売っているので、映画館でわざわざ映画を観る人はめっきり減ってしまったようです。

確かに日本の映画館と比べたら映像も音響も悪いですが、それでも映画館にわざわざ映画を観に行くということに私は魅力を感じるのですが・・・。

中国の映画館に行くという夢は叶いましたが、残念ながら中国映画ではなかったので、またこの次の機会に期待したいと思います。


2006/04/10

贅沢な週末!!

土曜日は、範先生とお友達の顔さんと魚釣りに行きました。ちゃんとした釣具で魚を釣るのは初めてだったので、ドキドキでした!っといっても、川や海ではなく、養殖のフナなので、なんと釣りを始めてから30分も経たないうちに1匹目が釣れました。でも、そんなに早く釣れると思っていなかったので、釣れた瞬間、うれしいより先にビックリ!!自分がこんな大きな魚を釣るなんて・・・!範先生の指導が良かったのでしょうか。そのビギナーズラックの後はコツを掴むまでしばらく時間がかかりましたが、その間にも範先生と顔さんはどんどん釣れていました。私の午前中の成績は5匹ほど。
 
お昼は農家でご飯を食べました。食堂や他のうちでご飯を食べるといつも思うんですが、劉先生のうちのお米は本当においしいです。日本のお米のように甘くてふっくらしていて、まさに私の好みの炊き方です。毎日おいしいお米を食べられて本当にうれしいです♪

午後からは範先生が急用ができたため、顔さんやその部下の人達と釣りを続けました。朝は雨模様だった空もきれいに晴れて、私もコツを掴んだのか、次から次へと魚が釣れるようになりました。あまりにも釣れるので、そのうち魚がかわいそうになってきた程です・・・。結局一日で一人で20匹ぐらい釣りました。あんなにたくさんの魚を見るのは初めてです!

帰りにみんなで魚を分けて、うちには9匹持って帰りました。しばらく食卓に魚料理が並ぶ日々が続くでしょう。初めてで本当に贅沢な体験でしたが、久しぶりに一日中外にいたので、家に帰るともうグッタリでした。

そして日曜は、またまたなんとなんと日本料理を食べに行きました☆長沙で日本料理を食べられるなんて・・・。

大きな観覧車のある建物の2階に回転寿司に似た文字を発見!中に入ると、「いらしゃいませフアンイングアンリン」と、とても早口な日本語で迎えてくれました。そこにはまさに見慣れた回転寿司があり、なぜかコック帽をかぶった板前さんがいました。(店員は全員中国人です。オーナーも日本に行ったことがないとか・・・)
 
私たちは回転寿司のカウンターには座らず、普通の席に座りました。そして、範先生たちが注文した料理が次から次へと運ばれてきて、テーブルはすぐに料理でいっぱいになりました。範先生たちの太っ腹ぶりには本当に感服しました。★刺身のお造り★寿司★てんぷら★牛刺し★などなど日本でも一度には食べられないような豪華な料理が勢揃い!おまけに日本酒までありました。刺身や寿司のネタは日本の下手な店よりおいしく、てんぷらや牛刺しもなかなかでした。でもシャリだけは機械で作ってるようで、日本の職人が作るものとは全然違いました。それでも、本当に豪華な料理に私は大満足♪♪私は単純ですね・・・。

こんな贅沢な生活をさせていただいて、範先生夫妻には本当に感謝感謝です★☆ 


2006/04/12

夏のち冬・・・

何度も言いますがやっぱり長沙の天気は変です!!

昨日の最高気温は32度!まさに夏です!そして、今日の気温は16度!!さらに明日の予想気温は8度!!!気温が半分ずつ下がっています。夏から一気に冬へ逆戻りです。こんなことってありますか?

昨日はノースリーブにサンダルを履いていたのに、明日は片付けたコートとブーツをまた引っ張り出さなければいけません。もうカメレオン並の適応能力が必要ですね・・・

さらに今日は寒い上に、台風のような風と雨で、朝から本当に大変でした。窓からの水漏れで、事務所も教室も水浸し; 教壇も水浸しだったので、1時間目の授業は教壇の横に立って行いました。
  
そういえば、先日夕方4時ごろに竜巻のような突風が吹いたかと思うと、空が真っ暗になり、あっという間に夜のようになったこともありました。そして、20分も経たないうちに空は元通り!さっきまでが嘘のように風も止み、空の色も夕方の色に戻りました。あれは一体なんだったのでしょう・・・。本当に不思議な体験でした。長沙でもそんな現象は20年ぶりだということです。

この環境の中で風邪を引かないことが目下の目標です(笑)


2006/04/14

☆ガイド付き博物館ツアー☆

午後に、生徒たちと博物館と烈士公園に行ってきました。湖南省博物館は女性のほぼ完全なミイラがあることで有名です。

生徒の一人、毛さんは実はガイドさんです!博物館に入る際も、ガイド手帳を提示して毛さんだけ無料で入場することができました。本当は張家界のガイドさんなのですが、そこはやはり「好きこそ物の上手なれ」。湖南省博物館のメインである馬王堆について様々な本を読んで勉強したようで、全部で3千以上もある展示品について、本当に詳しく説明してくれました。そして、その毛さんの説明をほとんど訳してくれた馬さん(馬老師:生徒の一人ですが私の一番の中国語の先生です)も本当にすごいです。歴史に関することなので、本当に訳すのは大変だったと思います。彼は学校に入る前に独学で日本語を勉強していて、すでに通訳になれそうなほど日本語が上手です。でも、馬さんが一生懸命辞書で歴史用語を調べている間に、毛さんに漢字を書いてもらうとすぐに分かったということも何度かありました;そういう点はやはり日本人は有利ですね!

ミイラの人物「辛追」は、夫や息子にまで先立たれたかわいそうな人でもありますが、とても優雅な生活を送り、夫や息子、それから自らの墓に数多くの文物を埋蔵させました。展示のほとんどはその埋蔵品で、とても2千年以上もの前の物とは思えないものばかりでした。印象に残ったものは、発掘された時にまだ中のスープが残っていたという漆器(空気に触れた瞬間そのスープは消えたそうです)、世界で最も古いという体操の仕方を記した絵、まさに羽衣とも言える重さわずか48グラムの服、などなど・・・。ガイドのおかげで本当に多くのことを見て、理解できたのでどれもとても感動的でした。全部書いたらきりがありません!

最後にあのミイラを見ました。エジプトなどのミイラとは違い、体内に水分の残るミイラで、発掘された当時は本当に亡くなって間もないような状態だったそうです。まつげや内臓も完全な形で残っており、腕や足の関節も曲げることができたそうです。しかし、その当時の技術では空気に触れさせずに解剖することができなかったそうで、だいぶ炭化してしまったようですが、それでも、全てほぼ完全な形で残っているので、異様な感じで少し怖かったです。さすがにこの写真は載せられません・・・(もちろん、博物館で写真を撮ってはいけませんが、中国人はバンバン撮ってました・・・)

入場料は50元と少し高かったですが、2千年以上もの前の長沙国の歴史に触れられて、十分にそれだけの価値がある博物館でした。


2006/04/19

肯徳基と綱引き

先週末は肯徳基(ケンタッキー)に連れて行ってもらいました。長沙には肯徳基がたくさんあります。日本では、ファーストフードといえばマクドナルドが№1ですが、長沙ではケンタッキーの方が勢力が強い感じです。

私達が行ったお店は駅の近くにあって休日だったせいか、日本のケンタッキーでは考えられない広さの店内も、超満員で座る場所がありませんでした。なんとかもう食べ終わってるカップルを発見し、劉先生が声をかけて席を空けてもらいました。

メニューはもちろん日本にはない物もありましたが、味は大体同じだと思います(日本ではマックの方によく行くので・・・)。ただポテトに塩がかかっていなくて、ケチャップを必ずつけて食べるのには少し驚きました。私はよくマックのナゲットに付いてくるソースをポテトにつけて食べるのが好きですが、ポテトにつけるためにソースが付いてくるのは初めてみました。  

今日は午後、学校で、長沙大学の先生 対 生徒の綱引き大会がありました。私も参加しようと思って運動場に降りたのですが、ヒールの靴を履いていたので、「不行」(だめ!)とのことでした。そこで、日本語学校から一人参加した今村先生の応援とカメラマンになりました。

「なんで綱引き??」って感じですが、いざ始まると、先生も生徒も大真面目!!本気も本気!周りも「加油!加油!」と大きな声で、力いっぱいの応援。勝敗が決まると、先生達も、そっちは人数が一人多いじゃないかないか等など大声を張り上げます。この綱引きへの真剣な態度には本当に驚きました。今村先生も4試合もさせられてグッタリしていました。中国人がこんなに綱引きが好きなんて新たな発見でした。


2006/04/23

岳麓山

昨日は岳麓山に行ってきました~!生徒の友達が入山料を払わなくても済む脇道を知っているというので(またこんなずるい考えです・・・)、まずその脇道がある場所へ向かいました。そこへ到着すると、その子がアレ?アレ?っという感じで、何やら困っていました。そこで、その辺の人に尋ねてみると、なんとその脇道はつい最近封鎖されてしまったとのこと!この前の植物園といい、やっぱりそういうずるいことは見抜かれているものなのですね・・・(笑)。

そして、岳麓山南門からちゃんと入山料を払って、入山に成功!(当たり前です・・・)池の鯉に餌をやって皆ではしゃいだり、愛晩亭などを経て、岳麓寺へ向かうことに。目の前にかなり急な階段が現れ、これをちょっと上ればお寺があるのだろう、と思っていたのですが、これが大間違い!!上っても上っても急な階段は続いていて、完全に登山になってしまいました。みんなでゼーゼー言いながら登っても登っても、偉人の墓が出てくるばかり・・・。結局どこで間違ったのか、鳥語林に到着しました。鳥の動物園のような所で、巨大な鳥かごの中にたくさんの鳥がいて、その鳥かごの中に人間も入っていく感じです。ココが思いがけず、すっごく面白かったのです!!

まず、入るとすぐに、孔雀が放し飼いで悠々と歩いていました。そして他に、日本でも言葉を話す、オウムや九官鳥がいて「話しかけてみてください」とかいてありました。さっそく私たちは「ニーハオ」「ハロー」と話しかけてみました。でも、始めは何の反応もなく、あれ~?と思っていたら、「ウェイ」(もしもし)とはっきりと言いました!なんで「ウェイ」なんだろう、と皆で面白がっていたら、いきなり「ニーハオ」とはっきりと言いました。発音の難しい中国語まで話せるなんて、鳥も本当に侮れませんね~!他にも色々な鳥がいて、芸をする鳥までいて、本当に面白い動物園でした。

少し霧がかかっていて、頂上からの景色はあまりはっきり見えませんでしたが、色鮮やかな寺院など見所がたくさんあって素晴らしい所でした。


2006/04/29

☆五・一☆目前!

もうすぐ黄金周(ゴールデンウィーク)ですね。こちら中国では、いま「五・一おめでとう!」という雰囲気でいっぱいです。

中国では5月1日からまる一週間が黄金周なので、なんと今日は土曜日ですが、学校の授業があったのです。そして、明日まであります。この土日は木曜と金曜の授業を行います。本当に驚きました~!中国の人は、ゴールデンウィークのために土日も働くなんて!でも、すでに昨日から帰省している生徒もいるようで、いつもの半分の出席率のクラスもあったようです。

そして私は明日の授業終了後、午後から生徒の招待で、今村先生と一緒に、長沙より南の「邵陽」という所へ旅行に行ってきます。観光地はどこも人でいっぱいだし、生徒が実家の車で迎えに来てくれるというので、その誘いを受けることにしました。それに、中国通の今村先生となら、一人で旅行するよりずっと安心です。聞く人聞く人みんなに「邵陽は何もありませんよ。」と言われるのですが、他の市に行くめったにない機会なので、楽しんでこようと思います。

というわけなので、3日ほどメールや日記更新はできませんので、みなさんよろしく~☆


2006/04/30

邵陽へ出発!!

黄金周のことは今から少しずつ書いて行くことにします。

今回私たちを邵陽へ招待してくれたのは、今村先生のクラスの禹雄くん。彼は学期の途中で入学してきたので、私も補講をしてあげたことがあります。まだ日本語を勉強し始めて1ヶ月ほどしか経っていないので、全くと言っていいほど話せません。だから、今回の旅は、禹雄くんにとっても日本語の勉強に、私たちにとっても中国語のいい練習の機会になりました。

2時ごろ学校へ迎えに来るということだったので、午前の授業のあと、今村先生の部屋でテレビを見ながら待つことにしました。しかし、2時をすぎても3時をすぎても何の連絡もなく、「出発は明日なんですかね~」なんて話しながら、暇なので買い物に出かけました。買い物から戻っても連絡はなく、あきらめかけていたところ、4時半ごろにやっと連絡があり、結局学校を出発できたのは、5時ごろでした。どうも、留学の手続きに行っていたようで、思いのほか時間がかかってしまったらしいです。

禹雄くんの家はお金持ちだと聞いていましたが、迎えにきた車を見て、それは一目瞭然でした。三菱の車で、もちろんカーナビも付いていました。邵陽まで高速を使って3時間弱かかりましたが、この高級な車のおかげで、快適な旅の始まりでした。

そして私たちは、禹雄くんの故郷、邵陽の隆回に10時ごろ無事到着。そして、車は隆回一大きいと思われる大きなスーパーの前に停まりました。「こんな時間に買い物でもするのかな」と思っていたら、なんとそこが禹雄くんの実家だったのです!「なるほど、確かにお金持ちだわ」と改めて納得!!スーパーといっても、1階から4階まで、食料品はもちろん、家電製品や衣料品や化粧品まで、何でも揃う総合スーパーっといった感じです。そこで、禹雄くんの家族と初対面し、そのまま夜食を食べに行くことになりました。

「夜食ってことは、屋台で串物でも食べるのかな~」と思っていたら、またまたびっくり!入ったのは、これまた隆回一と思われるお洒落なカフェの一番高い貸切の部屋でした。その部屋には、大きなソファーが並んでいて、ネットもできるパソコンも置いてありました。そこに親類一同集まってきて、なまりのキツイ普通語でどんどん私たちに話しかけてくれました。その日私たちが理解できた話の内容は、4分の1程度だったと思います。

12時前に店を出て、私たちが案内されたのは、旅館!旅館といっても、中国では招待所と呼ばれる安いビジネスホテルのような所ですが、ってきり家に泊まることになると思っていた私たちは本当に驚きました。もちろん、私たちがそこの宿泊費の心配をする必要はありませんでした。さらには、「何か必要なものはありますか」と、店から必要な物を全て持ってきてくれて、本当に至れり尽くせり。シャワーの水がそのままトイレに流れるようになっている簡素な造りの浴室は初めてで戸惑いましたが、旅館なので気を使うこともなく、二人でゆっくり休むことができました。

中国のお金持ちの生活や歓迎にただただ驚きの一日でした☆ 


2006/05/01

隆回2日目!!

8時に旅館へ迎えに来るということだったので、日本人の私たちは8時5分前には、もう準備万端!でも、やはり彼はいつまで待っても現れませんでした。今村先生によると、中国人との約束はそういうものなのだそうです。

彼から連絡があるまで、またテレビを見ていましたが、中国の黄金周には本当にたくさんの面白い番組があります。モデルや歌手や整形美人まで、たくさんのコンテストが開かれ、中国人のバイタリティーを垣間見ることができます。

9時半ごろやっと彼が来て、朝食に麺を食べて、その後、隆回の街を散策しました。路地裏に入ると、古い町並みが残っていて、私が中国へ来たら是非見たかったレトロ中国の風景がそこにありました。

そして、そのレトロ中国の中に市場がありました。昔テレビで見た、決して清潔とは言えませんが、人間味があって活気のある、まさに中国の市場!っといった感じです。大きな肉の塊がそのままぶらさがっていたり、あひるが今にも動き出しそうなほど原型を留めたまま燻製にしてあったり、豚の頭部がそのまま置いてあったり・・・一番驚いたのは、買い物客がみんな生きた鶏をそのまま棒に吊るしたり、麻袋に入れたりして買って帰ることです。市場を歩いていると、いたる所から生きた鶏が顔を出すので、私たちはもう常に驚きっぱなしでした。生きた鶏の羽をむしって、さばく様子も目撃してしまって、胸焼けを起こしそうでした。

お昼に禹家のおいしいご飯をいただいた後、前日の疲れもあったので旅館で昼寝をして、4時ごろ禹雄くんの部屋で、「キングコング」のDVDを観ました。中国語では「金剛」です。そこに、同じクラスの陳さんも遊びに来て、禹雄くんの妹も入れて5人で迫力の映像に皆で大騒ぎでした。

そして、夜11時。すでに夕食を食べたというのに、レストランへ皆で行きました。そこにはなんと、30人ほどの人が集まってきて、何事かと思っていたら、その日ちょうど親戚の結婚式があったようで、その二次会に参加するという感じでした。

私たちも、白酒を持って、新郎新婦にお祝いの言葉を述べて、とても楽しい宴会になりました。そして、その日はちょうど、今村先生の誕生日で、大きなケーキも用意してありました。さすがに、12時前にクリームたっぷりのケーキを食べるのはちょっときつかったですが・・・(笑)

結局その日も、旅館に戻ったのは、12時すぎでした。

2006/05/02

隆回3日目!!

朝食は街の小さな店で、蒸し餃子を食べました。これが、おいしくて一つずつ味わって食べていたので、ちょっと二人を待たせてしまいました。前日の「金剛」のラストを観終わったあと、陳さんの家へ遊びに行くことになりました。

なんと陳さんの家も、お医者さん。しかも、これまた隆回一の病院の院長。川沿いの景色のいい場所に自宅のビルがありました。部屋に入ってまず目に入ったのは、きれいな家族の写真。お母さんはウエディングドレスを着て、陳さんもいつもの眼鏡をはずして、きれいにお化粧をしてドレスを着ていました。お父さんまで化粧をして、芸能人の写真のよう。中国では、このようにキレイに化粧や髪の毛もセットしてもらって、きれい衣装を借りて、芸能人のように写真を撮ってもらう「芸術写真」というものがとても人気があります。その陳さん一家の写真を見たり、自宅のテレビでカラオケしたりして過ごしました。

夕方、禹雄くんのお父さんが迎えに来て、皆で隆回一の4星ホテルへ向かいました。そのホテルの、豪華な一室に招待されて、なんとそこに隆回県の県知事がいらっしゃいました。(ちなみに中国では、日本とは逆で、市の下が県です)大きなソファーに座って、その贅沢な雰囲気に浸りながら待っていると、やはり豪華な料理がテーブルに所狭しと並べられました。北京ダックまで味わうことができて、本当に大満足でした。

夕食後、カラオケに行きました。もう書かなくても分かると思いますが、これまた広くて豪華な部屋で、私が日本でいつも行くカラオケボックスとは大違い。でも日本語の歌は少ししかなくて、歌える曲が一曲しかありませんでした。しかも、出てきた歌詞が、ローマ字で読みにくくてしょうがありませんでした。

私が最近はまってる中国の歌「曹操」が新曲のため、まだ入っていなかったので、最近覚えたてのF.I.R.というグループの2曲を歌いました。中国のカラオケで中国の歌を歌うのは初めてだったので、とても緊張しました。他の人たちが、楽しそうにたくさんの歌を歌っているのを見て、私ももっと中国の歌をたくさん覚えようと決心しました。

そして、時間が経つのは早いもので、その日も帰ったのは12時ごろ。


2006/05/03

隆回4日目!!

この日は隆回の郊外にある温泉に連れて行ってくれるということで、とても楽しみでした。

この日は8時に時間通り出発!お義兄さんの運転がものすごいスピードだったので、まるでロードレースの車に乗っているようでした。途中で陳さんを迎えに行ったり、朝ごはんを食べたりしたので、10時半ごろ到着しました。

まずはその村にある、中国では有名な、思想家であり文学家である「魏源」という人物の故居に行きました。その家は、田園地帯の真ん中にぽつんと立っていました。私たちはその人物のことを知りませんでしたし、案内人も全て中国語なので、細かいことは分かりませんでしたが、中国の伝統的な古い家の造りや、歴史を感じさせる家具は、十分に一見の価値があるものでした。

その後、店で買い物をするというので、何を買うのだろうと思っていたら、「どの水着がいいですか?」とのこと。温泉とは、日本のような源泉があるのではなくて、温水プールのようなもののことだったのです。そこで、なんと17元の適当な水着を買って、いよいよその温泉(?)へ。

村の様子とはうって変わって、きれいなリゾート地のような場所にそれはありました。ちらっと確認しましたが、入場料もなかなかの値段でした。専用の更衣室で着替え、さっそく温水プールに入りました。見た目は温水プールですが、確かにそれは、温泉の温度でした。これは、泳げないな~と思っていたら、私の横にいた妹が突然溺れてしまいました。それを助けようとしてお兄ちゃんの禹雄くんもアップアップ!なんと陳さんも含めて3人は、頭まで水に浸かったのも初めてで、もちろん泳げないというのです。その温泉の水深はつま先立ちをしないと息ができないほどで、温度といい、水深といい、泳げない人にとってはとても危険な条件です。

泳ぎ方を教えてくれ、と言うのでバタ足だけ教えてあげたら、3人とも何度も温泉に入って泳ごうとしていたので、疲れるのではないかと本当に心配でした。大きなプールの周りには小さなお風呂がいくつもあって、酒風呂、石版風呂、珈琲風呂、杜仲、ミントなど、いろいろなお湯を楽しむことができます。

 
その帰り道、行きよりとばす運転でジェットコースターのように揺られていると、突然、何かが道のほとんどを塞いでいる黒い板が見えました。どうも事故があったようで、その通り過ぎる瞬間!よく見るとその黒いものは板ではなく、棺おけでした!!事故現場に棺おけがそのまま放置してあったのです!なんで??本当に中国という国はわかりません・・・(泣)棺おけの中は入っていたのかどうかはわかりませんが、棺おけを放置して、事故後の算段でもしていたのでしょうか。その後またものすごいスピードで走り出した車の中で、自分もあの状態にならないことをただただいのるばかりでした。

私の心配をよそに、車は無事隆回に到着。ご飯を食べたあと、陳さんのいとこの家で卓球をしたりして、その日は、疲れてぐっすり眠りました。


2006/05/10

ゴールデンウィークぼけ??

結局、隆回から帰ったのは、予定が延びに延びて5日のことでした。旅行っといってもハードスケジュールではなかったので、そこまで疲れは残りませんでした。何より、無事に帰ってこれてよかったです。

最近、ゴールデンウィークぼけなのか、昼間でも眠たくてしかたがないことがあります。自分が意識しないだけで、体は疲れているのか・・・。はたまた、今頃になって「春眠暁を覚えず」なのか・・・(笑)。ま~でも良く考えてみたら、日本にいる時もよく寝る女だったかもしれません・・・。

ゴールデンウィークが終わったばかりですが、さっそく次の旅行の予定が決まって、今からとても楽しみです。今度は「鳳凰」です!生徒達が誘ってくれて、以前から行きたいと思っていた場所だったので、二つ返事でOKしました。生徒達だけでなく、劉先生たちも一緒に行くことになったので、安心だし、本当に楽しみです。詳細が決まったらまたお知らせします!


2006/05/17

レッツゴー☆鳳凰☆

突然ですが、明日の夜、鳳凰に向けて列車で出発します。8時間ほどかけて、あさっての朝到着予定です。中国の列車に乗るのは初めてなので、ドキドキです(しかも硬座・・・)。結局、最初に私を鳳凰に誘ってくれた生徒たちは、ほとんど行けなくなってしまったのは残念ですが、先生達も含め10人程度の小団体で短い旅を楽しんできます。

鳳凰は、とても美しい所のようなので、またた~~くさん写真を撮ってきて、また日曜以降に旅の報告をしたいと思います!


2006/05/23

無事戻りました!

日曜日の午後には鳳凰旅行から無事に戻っていたのですが、実は軽く風邪を引いてしまったりして、報告が遅くなってしまいました。

来週、日語学院で歌や踊りなどを発表する文化祭のようなものが行われるので、その準備などで、まだ落ち着いて旅の報告ができません。実は、その発表会で、私は生徒達に日本のパラパラを披露して、皆にも教えたいと思っているのです。今、その練習中というわけです・・・(笑)

隆回のときと同じように、また旅の報告は少しずつしていくようにしたいと思います


2006/05/26

鳳凰 旅の記録Ⅰ 

木曜の夜9時半ごろに家を出発。家から長沙駅までは近いので、歩いて行きました。待ち合わせの場所に着くと、生徒達はもうみんな揃っていて、列車の中で食べる朝食やおやつをたくさん買い込んだようで、たくさんの袋を持っていました。

10時ごろ、まるで空港のような待合室の中へ入りましたが、そこは人であふれかえっていて、とても夜の10時とは思えない熱気でした。出発時間の10分前ぐらいに待合室の前のゲートが開き、広い構内をはぐれないように必死に歩いて、ようやく硬座車両へ。

以前、大学の先生に、中国の硬座は木の椅子が並んでいるだけで、床も子供にそこでトイレをさせることもあるほど汚い、と聞いたことがあったので、実際に乗り込む前はとても不安でした。

でも、それはどうも昔の話だったようで、私たちが乗った車両には、エアコンもついているし、座席も日本の普通車両と変わらない感じで、とくに不快に感じることは何もありませんでした。

席につくと、みんなさっそくおやつの袋をどんどん開け、11時前だというのに、とてもハイテンションでした。私もわくわくしている気持ちに変わりはありませんでしたが、時間的に列車の中では寝るだけだと思っていた私には本当に驚きでした。

12時を過ぎても、みんなは元気いっぱいにおやつを食べ続けていましたが、私の体は正直で、いつも寝ているその時間に起きていることができず、一眠り。そして、座ったまま壁にもたれて寝ていたため、首が痛くなって起きてみると、目の前にちょうどカップラーメンが出来上がっていました。エアコンが少し効きすぎて寒かったので、夜中にカップラーメンをすするというなんとも体に悪そうなことをしてしまいました。でも、おかげで少し体が温まりました。

そうやって、寝たり覚めたりを繰り返しているうちに、朝4時ごろ張家界に到着。まだ暗くて、外の様子は全くわかりませんでしたが、「ここがあの張家界か~」と思っていると、案の定そこでたくさんの人が下車していきました。そのため、とたんに席がすいたので、初めてゆっくり横になって寝ることができました。

あまりにも眠かったので、倒れこむように眠り、目が覚めたときには、もう外は明るくなっていて、鹿児島の田舎のような(鹿児島よりもちろんスケールが大きいですが)のどかな風景が広がっていました。久しぶりに山から上る朝日も拝めて、しっかり寝ていない割には、すっきりした朝を迎えました。

6時半ごろ、ようやく生徒の王さんの待つ吉首駅に到着。彼は日語学院の生徒ですが、吉首大学の生徒でもあります。

そして、そのまま私たちの長い一日は始まったのです。


2006/05/26

鳳凰 旅の記録Ⅱ 

駅からバスで15分ぐらいの所にある吉首大学の前の招待所に、私と劉先生と周先生の3人は宿をとりました。生徒達は王さんの寮に泊まることになっていたので、そこに荷物を置き、いよいよ鳳凰に向けて出発しました。

吉首から1時間ほど(途中で眠気に耐え切れず眠ってしまったので、正確にはわかりませんが)バスで上下左右に揺られながら山道を進んでいきました。

鳳凰に到着し、南華門を経て、橋の上に立つと、写真で見たそのものの、山と川とミャオ族の家屋が一体となった美しい風景が広がっていました。川のほとりへ下りていくと、川の光と堂々とした建築物によってますます幻想的な雰囲気になっていました。

夢中になって写真を撮っていると、何やら写真を持ったおばちゃん達がしつこく話しかけてきました。どうやらミャオ族の民族衣装を着て写真を撮らないか、と言っているようでしたが、日本人的考えで「観光地だからこういうのってすごく高いんでしょ~」っと思っていました。でも、生徒や周先生が着替え始め、衣装を着るのはなんとたったの2元!ということだったので、私も記念にチャレンジしてみることにしました。そして、先生達3人で撮った写真が先日載せた写真です。

ところで、中国の女性は写真を撮るとき必ずポーズをとって、自分をかわいく見せるのが上手です。日本人からすると、ナルシストとも思えますが、自分がかわいく見えるポーズをちゃんと研究しているようです。私も、周先生に教えてもらって、一人でポーズをとって撮ってみましたが、とても恥ずかしくてここには載せられません(笑)。

ミャオ族の伝統家屋やお土産屋の通りをぬけて、昼食を食べに行きました。長沙でなくとも、やはり湖南省。料理は私には辛いものばかりでした。でも、みんなが気を使って少しでも辛くないものを注文してくれたので、なんとか飢えずにすみました(笑)。

午後はまた川に沿って歩いていき、船に乗って遊覧することに。2隻の船にわかれて乗ると、生徒達は大はしゃぎ!お互いに水をかけ合って、傘でガードするというとんでもない状況に。それにも飽きたら、船から足を投げ出して涼んだり、船頭さんの歌を聞きながら水辺の風景にゆっくり浸りました。

小船での鳳凰クルーズの後は、女性の大好きなショッピング!観光地だけあって、たくさんのお土産屋があり、しかもビックリするほど安いので、もう女性陣の手はとまりません。私も日本へのお土産に小物や唐装をたくさん買ったので、生徒達がビックリしていました。

お土産屋街をくまなく歩いているうちに、バスの時間がせまっていたので、急いでバス乗り場へ。真っ暗になった山道をまた縦に横に揺られながら吉首へ戻りました。


2006/06/01

鳳凰 旅の記録Ⅲ 

2日目は駅からバスに乗り、徳ハンへ。

初めて聞く地名だったので、どんな所なんだろうと思っていましたが、そこは「吉首の張家界」と呼ばれていると聞き、期待が膨らみました。

またまた荒れた山道を進むこと1時間弱。途中でバスが止まり、何事だろうと思っていたら、どうやらバスに乗ったまま入場料を払わなければならない様子。でも、王さんが吉首大学の学生証を持っていたので、60元のところを、なんと10元で入ることができました。

前日の鳳凰より小さなみやげ屋街をぬけると、そこには高い山々がそびえたっていて、人を圧倒する雄大で美しい自然がありました。でも、どこかで見たことのある、懐かしいような感じもしました。それもそのはず。徳ハンは私が好きな中国映画『山の郵便配達』の舞台になった場所なのだそうです。

(しかも鳳凰は『芙蓉鎮』の舞台だそうです。この地域は私にとっては夢のような場所です。)

映画で見て、感動させられ、一度この目で見てみたいと思っていた景色がそこにはありました。

そして、その大自然の中にの、歴史を感じさせる小道をずっと辿って行き、まず山奥の滝の連なる場所へ向かいました。思っていた以上の急斜面があり、みんな苦戦しましたが、努力の甲斐あって、絵に描いたように美しい自然を体感することができました。やっぱり自然の真っ只中にいることはとても気持ちがいいですね。

その山奥から少し戻って、今度は大きな崖から大きな滝が流れる場所へ行きました。そこでは、なんと、滝の裏を歩くことができてようになっており、大滝の細かい水しぶきを浴びながら、滝を裏側から眺めるのは、本当に気持ちが良くて、まるで山水画の中に自分も入り込んだような気分でした。

その後、一度山を下り、麓のみやげ物屋街に戻り、昼食を食べました。そこで、なかなか出てこない食事を待っていると、突然、男子生徒が声を上げました。驚いて見てみると、その子は顔に真っ黒いものをつけられていました。そして、その真っ黒いものを持った人は次々に生徒の顔にそれをつけていきます。「きゃー!やめてー!(化粧が落ちる~)」と思っていたら、どうやらそれをつけられるのは、男性だけのようでした。ホッと一息・・・

驚いた後は、たくさん歩いてお腹がすいていたので、ミャオ族の料理をたくさん味わいました。

十分に休憩した後、また登山へ出発です。午前中の山道でヘトヘトでしたが、王さんが「見なきゃ損」のようなことを言っていたので、せっかくなのでチャレンジすることに。でも、私は考えが甘かったかもしれません。登山といっても、周りに悠々とそびえ立つその山の中でも一番高い山、しかも、その頂上に登るなんて思ってもいませんでした。

登っても登っても、石の階段は続き、本当に途中でくじけそうになりましたが、生徒達の強引な先導によって、もう何時間歩き続けたかわからなくなった頃、頂上に着きました。もう最後は、足の感覚もなくなり、無我の境地といった感じでした。でも、頂上に着くと、一気にその苦労は報われました。張家界に行ったことはありませんが、そこはまさに「張家界」だと思いました。あんなに高かった他の山々が、壮大なスケールで広がっています。これこそ中国の美しさだと思いました。あの時の感動を上手く表現できる言葉はみつけられません。

下山したときは、もう6時半を過ぎていました。二日間、思いっきり中国の自然と文化を満喫して、ヘトヘトだったので、その日は早く床に入り、死んだように眠ったのでした。


2006/06/01

長科日語学校♪文化祭♪

昨日は、先週からいっていた文化祭の日でした。中国では「紅五月」といって、学校では様々な活動を催す習慣があるようです。しかも昨日は、旧暦の5月5日で、「端午節」。日本の端午の節句のように、朝はチマキを食べました。でも、生徒全員に学校からチマキを配っていたのには驚きましたが・・・

文化祭は午後からで、日本語スピーチコンテストが行われました。先週の予選で選ばれた11名の生徒が参加しました。予選では、教科書などの文章を引用して読んでいるだけの生徒がほとんどでしたが、本選では、自分で文章を考えてしっかり自分の意見を発表できた生徒が多くて、とても感心しました。生徒達の勉強の成果がハッキリと見てとれることは何よりうれしいことです。

そして、その後、生徒や先生達による芸術発表がありました。一番目の出し物で、担当している0601クラスの合唱に私も参加しました。踊りや琴やギターなど、普段は見られない生徒達の特技を見ることができて、とてもうれしかったです。

中でも、若い生徒が多い0602クラスの出し物は、歌と劇がありましたが、どちらも本当によかったです。歌では、踊りも交えながら本当に楽しそうに「幸せなら手をたたこう」を歌っていました。劇は「灰姑娘(シンデレラ)」を中国語で演じてくれましたが、これが面白くて面白くて!!それぞれの役にピッタリの人が選んであって、演技もなかなかのもの。小道具なども凝っていて、一生懸命練習して、準備したのがよくわかりました。みんなその役に入り込んでいて、面白すぎてお腹が痛くなってしまいました(笑)

今村先生は中国の歌を披露し、範先生は「乾杯」を熱唱していました。私はというと・・・

始めはみんなにパラパラを教えて、一緒に踊ってもらおうと思っていたのですが、試しに2人の生徒にそのパラパラを見せたところ、あまり反応がよくなかったので却下しました。やはり、パラパラは集団主義の日本人特有のもので、手だけを振って気だるそうに踊るあの踊りは、他の国の人には理解できないのかもしれません。っということで、しょうがないので、昔やっていたヒップホップダンスを思い出しながら練習することにしたんです。久しぶりのことだったので、頭と体力をフルに使って準備しました。

そして、短い練習期間を経て、いよいよ昨日それを発表しました。少し間違えながらも順調に踊っていましたが、なんと途中で音楽がストップしてしまいました。すると、生徒達から「もう一度!もう一度!」という声が上がり、もう一度最初から踊ることに。2回目は間違えることもなく、踊りきることができました。みんなから割れんばかりの大喝采をもらって、忙しい中、地道に練習して本当によかったと思いました。みんな本当に喜んでくれて、一人の生徒は「全力で拍手をして手が真っ赤になりました」と言っていました。

それぞれの努力の成果や普段見られない一面を見ることができて、とても充実した文化祭だったと思います。この生徒たちとこのような経験を共有することができて本当にうれしいです。


2006/06/11

バーベキュー! と 世界杯!

帰国まで1ヶ月をきったので、また生徒達とどこかへ遊びに行きたいな~と思っていたら、木曜の放課後に0601の生徒達が急に「明日バーベキューに行きましょう」と言ってきました。急だな~と思いながらも、前から行きたかったので快くOK!!さっそく材料や道具の手配を話し合い、金曜の午前の授業終了後、生徒達は、肉を切る係や野菜を洗う係に分かれて準備をしました。実はこのクラスにはプロのコックさんがいます。肉の下準備は彼がさすがの腕前で完璧にしてくれました。

生徒もみんな烈士公園でのバーベキューは初めてだったようで、広い公園内からやっとバーベキュー場を見つけ出しました。そこにはたくさんのバーベキュー台と椅子が並んでいて、まずどこに陣取るかでいつものけんかとも思える話し合いが始まりました。なにせこのクラスは30人以上のいい大人が集まっているので、何をするにもみんな自分の意見というものがしっかりしています。それでもなんとか皆のお眼鏡にかなった場所を見つけ出し、二つの台に分かれて座りました。

まずは炭に火を点けるのに一苦労。でもそこは男の子達が活躍してくれて、授業中いつも眠そうにしている子もやっぱり男の子なんだな~と見直しました。一人づつ串を持って、自分の好きなものを刺して焼いていくというやり方。材料は、豚肉、牛肉、ソーセージ、茄子、ピーマン、きゅうり、ニラ、豆腐、レタス、えんどう豆、マントウ、そして忘れちゃいけない唐辛子、などなどたくさん準備しました。茄子やピーマンを大胆にもそのまま刺して焼くと、とてもおいしくて、特にコックさんが仕込みをしてくれた肉は格別においしかったです。

いい大人が30人も集まってもう大騒ぎ!!勉強で溜まっていたストレスを発散するかのように、みんな大はしゃぎで焼いて、食べて、写真を撮って、っともう勢いはとまりません。焼けた肉や野菜を生徒達がどんどん私の器に入れてくれて、食べようと思ったら、「先生!一緒に写真を撮りましょう!」と、食べるのも写真を撮るのも大忙し・・・。

何時間そこで、盛り上がっていたのかわかりませんが、その勢いのまま帰り、歩きながら写真を撮ったり、本当に元気だな~っとさすがの私も圧倒されました。でもあれだけはしゃいだにもかかわらず、私も興奮冷めやらずという感じだったのか、全然疲れを感じませんでした。

そしてその日は、ちょうどワールドカップの開幕式の日でした。「先生!今夜一緒に開幕式を見ましょう!」と誘われ、ワールドカップは私もとても楽しみにしていたので、初めて生徒の部屋にお泊りすることになりました。

覚悟はしていましたが、シャワーはなく、いつも生徒達がしているように、バケツに沸かしたお湯と水を入れて、タオルを使って体を流す、というやり方に少し手間取りました。でもバーベキューで汗びっしょりだったので、それでもとてもさっぱりしました。トイレも水は流れないので、一度使って溜めておいた水を再利用して、それで流すのです。招待所に泊まった経験などから、もうそういうやり方にそんなに抵抗はなくなりました。

夜、10人の生徒が集まり、ビールを片手にテレビを見ました。というのも、10人中半分は私より年上のおやじ軍団(ごめん;)なので、ゴールが決まる度に、「干杯!!」といってビールを飲み干していました。試合を見ながらウンチクを言ったり、シュートの度に歓声をあげたりと、本当に日本のサッカーファンと変わらないな~となんだかうれしくなりました。スポーツに国境はないんだな~と改めて思いました。

そんな楽しい雰囲気に浸っていたのですが、私はさすがに日付が変わる頃にはお酒が入っていたせいもあって、眠くなり、耐え切れず眠ってしまいました。そこで、また初めての経験をしました。ベッドは敷布団がなく、木の板の上にカバーが掛けてあるだけで、とっても硬いものでした。寝返りを打つ度にミシミシと音がして、壊れるんじゃないかと少し不安でした。

次の日、生徒が手作り料理をご馳走してくれました。準備も後片付けも自分達でして、後片付けのついでに部屋の掃除までしてしまい、本当に感心させられました。生活が豊かではないからからこそ、彼らは物を大事に使うことを知っているのです。今までの自分の生活を振り返り、反省させられることがたくさんありました。

生徒達の生活状況も知ることができたし、何より3月の頃では不可能だった、日本語での会話も楽しめて本当にいい経験になりました。いろいろなことを生徒達から教えられて、本当に感謝感謝です。


2006/06/17

徒然なるままに・・・

帰国まで残すところ2週間となりました。今のうちに、中国での生活について徒然なるままに書き留めておきたいと思います。

テレビというもの、いとおもしろし・・・。中国のテレビはチャンネルがた~~くさんあります。それぞれの省が独自の局を持っていて、常に40局近くが放送されています(家庭によって違うようですが)。女性のためだけのチャンネルやスポーツ専用のチャンネルもあります。そして、方言の多いこの国の特徴とも言えますが、字幕がついている番組が本当に多いです。特にニュースやドラマには必ずといっていいほど字幕があります。

その字幕のおかげで、長沙弁の全く分からない私でも、湖南テレビのお気に入りの番組を楽しむことができます。もっぱらのお気に入りは毎日7時からの『故事会』。長沙弁オンリーで、しかも、演じているのはプロの役者ではなくて、一般の人たちです。でも、「それぞれの家庭にはそれぞれの物語がある」というコンセプトで、毎回、身近な場面設定ながら波乱万丈な物語で、下手な演技にもなぜか親近感がわいてしまいます。いつも、出演者を募集しているので、先生や生徒たちなど知っている人が出演してくれれば、面白いのにな~と思っています。

そして、その後7時半からの『730劇場』もお気に入りです。以前も、はまっているドラマがあると書きましたが、また今もなかなか面白いドラマをやっています。日本の昼ドラのように、現実にはありえないほどの愛憎あり裏切りありのドロドロした内容で、たまに見ていて疲れることもありますが、なぜが続きが見たくなってしまうのです。そのドラマは普通語だし、字幕もあるので、中国語の勉強にもなるのです。このチャンネルだけでも、日本で見られるといいんだけどな~


2006/06/25

大好きな範典くん☆

今日はかわいいかわいい範典くんとのお別れの日でした・・・(泣)範典くんは、平日は学校の寮で生活していて、金曜日にお迎えが来るので、金曜日の朝長沙を出発する私と入れ違いになってしまうのです。

私は今まであまり子供は好きではありませんでしたが、今では早く子供が欲しいな~とまで思うようになりました。範典くんほどかわいい子供に私は会ったことがありません!はしゃいだり遊んだりする姿は元気な子供そのものですが、立ち振る舞いなど、お行儀がよく、やはり育ちの良さがでている感じです。

4ヶ月ここで生活し、中国語にも慣れ、範典くんの言っていることが大体わかるようになったことは本当にうれしかったことの一つです。本当に範典くんには癒されました(笑)大好きな範典くんとお別れすることは本当に悲しいことですが、また長沙か日本で再会できると信じています。どんなステキな男性に成長するのかも楽しみですね☆

いま帰国の準備をしているのですが、これが大変なんです!何が大変かというと、自分で増やしてしまった荷物の多さです。もともと、来るときに預けられる荷物の制限を知らずに、30キロもの荷物を持ってきてしまったので、制限の20キロまでどうやって減らすかが今私を悩ます問題です。なにせマイナスの冬から38度の夏までいたので、どうしても服が多くなってしまったのです。

当分使わない冬服を船便で送るとしても、お土産や日用品で、もうスーツケースはいっぱい!上海でまた買い物をする予定なので、私の荷物はどうなることやら・・・。上海では早く空港に行くようにして、もし超過料金を請求されたら、その場で荷物を入れ替えたりして、なんとか一人で切り抜けたいと思います。本当に帰り着くまで気が抜けませんね!

鹿児島県日中友好協会のホームページは

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