第8回目になる中国留学生と行く1日バスツーは高千穂峡でした。
・・・1日バス旅行を想う。
5月31日の日曜日は雲一つない快晴に恵まれました。
バス旅行は今回で8年目になりますが、始まって以来最大の参加者で総数75名になりました。
目指すは宮崎県の一押しの観光地、全国区と言っていいほど有名な、あの神話の地、天の岩戸と高千穂峡。
想えば8年前、副会長の赤塚氏の経営する赤塚学園の日本語学科の中国人学生10名に協会の企画部関係のスタッフと学生部10名ほどで学園の小さなマイクロ8人乗りに企画部メンバーの自家用車を3台に乗り合わせて霧島は大浪の池登山を企てたのが始まりです。
催行時期も今と同じか、もう少しばかり後だったのかもしれません。霧島に着いたころからぽつぽつ来始め登り始めたら登山道は木々の葉が傘かわりといった状態になりました。でも、折角ここまで来たのだからと、頂上を目指しました。
そして真っ白な霧に包まれた頂上から、あの神秘の深いグリーン色に輝く大浪の池はどの方向にあるのかも、それより自分たちが今どこに立っているのか、それさえも分からない状況でした。
それでも留学生たちは元気な声をあげていました。
あれから8年、いろいろなところへ留学生達を案内してきたけど最初の大波登山は何故か昨日のことのように浮かんできます。
だから催行自体には行程や天候など不満もあれば満足もあろうけど、参加して1日を過ごした留学生たちそれぞれにとって、参加した想い出はこころの中のアルバム帳にきっと鹿児島で過ごした青春の記録として貼りついていることと思う。
とは言いながら主催者としてはいつも不満が残るものである。
今回はバスに乗る時間が長すぎた上に、やっと着いた目的地の、楽しみのにしていたボート遊びが日曜日の行楽日と重なって、一人もボートに乗れずじまい。
そのあたりをぶらぶらしただけで帰って来たことである。
出来れば夏に安い乗り物《公共》を使って吹上浜のキャンプにでも連れて行きたい。そして、夜はキャンプファイヤーを囲み、真夜中にはウミガメの産卵を見に海辺を散歩したらどうだろう。そんな体験を留学生たちにさせてあげたい。
・・・・と又、危険もありそうな計画を独り頭に浮かべながら、終わってしまった今年の1日バスツアーを思い返すことでした。
3年前からこのツアーは鹿児島大学中国人留学生学友会がほぼ中心で実行されるようになり、今年は王越くんを中心に、協会学生部の児玉香織会長(子供っぽいけどしっかり屋)とで運営してもらっている。
はじめから一緒に運営して来た事務局長の竹下嘉郎くんとは「楽になったなぁ」と隣り合わせのバスの中で微笑あう高千穂峡旅行でした。
祁立標さんの写真展【印象鹿児島】が来たる7月2日より1ヶ月間、鹿児島市市民文化ホールの4階、新設された「展望ギャラリー」において開催されます。
ぜひ時間のあるとき観に行ってください。