2020年清明祭『中国人養父母感謝の集い』

JAPAN-CHINA FRIENDSHIP ASSOCIATION OF KAGOSHIMA CITY

鹿児島県.市日中友好協会の恒例催事である『中国人養父母に対する感謝の集い』が今年も旧暦の清明の日の今日(4月4日)に碑の建つ与次郎.天保山公園内にて執り行われました。今年は新型コロナウイルスが蔓延していて開催が危ぶまれましたけど時間を短縮しての開催となりました。

中国人養父母恩徳清明祭へのメッセージ

中華人民共和駐福岡総領事館
代理総領事 康 暁雷

2014年に『中国人養父母感謝の碑』が建てられてから、毎年の清明に残留孤児家族、鹿児島県と市の日中友好協会会員達が碑の前に集まり、恩返しの気持ちを抱いて清明祭を行ってきました。

中日両国は一衣帯水の関係で、2千年以上の長きに渡る友好的な歴史がありますが、近代の歴史における不幸な戦争によって、両国人民に甚大な災難がもたらされ、中国残留孤児はまさに戦争の被害者であります。血縁関係、国境と恨みを超越し、孤児を引き取り、最大限の愛情を注いで育った中国人養父母達の愛は人々の記憶の中に封印されてしまうのではなく、中日両国の人々の心に刻まれるべきであります。

当面、中日関係が持続的に発展され、新たな歴史のスタートラインに立っております。年初から発生した新型肺炎感染が中日両国間の往来や友好交流活動などに影響を及ぼし、現在世界的に蔓延しつつありますが、中日両国及び国際社会の共同努力によって、必ず感染を早期に収束させることができ、中日両国民の友情も感染との戦いの試練を経てより強固になると信じております。

歴史は鏡のようなものであります。皆様には中日友好事業貢献者として、両国人民の間に平和と友好の橋を架け、中日友好事業の発展に新たな貢献をしていこうと期待しております。


2020年3月26日